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BLEnano2をArduinoで使うメモ

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BLEnano2便利ですめっちゃ

BLEnano2をArduino環境で使うためのメモを残します

また、後述にてBLEnano2の闇をみたのでそこら辺も残しておきます

書き込み器(DAP-link)のファームアップデート

これをしないとデジタルピンが動かない現象に陥ります

下記のURLからファームをダウンロードします

nRF5x/nRF52832/daplink/DAPLink_V1.5_Interface_nRF52_20170106.bin at master · redbear/nRF5x
github.com
image

そしてBLEnano2をリセットボタンを押しながらパソコンに接続をします

DSC_1564.jpg

そうすると”MAINTENANCE”というのが認識します

その中に先ほどダウンロードしたファーム(bin)をドラックアンドドロップします これでアップデート完了です

BLEnano2をArduinoIDEで書き込む準備

Arduino IDEを開き、“環境設定”を開きます 追加のボードマネージャーURLに下記のURLを追加します

http://redbear.github.io/arduino/package_redbear_nRF5x_index.json

次に”ボードマネージャー”を開きます

“RedBear nRF52832 Boards(32-bits ARM Cortex-M4F) by RedBear”というものを見つけインストール

これでArduinoIDEでBLEnano2が書き込めます

書き込み設定

※これを気をつけないとBLEnano2のデジタルピンが使えません

書き込み設定は以下のように設定してください

  • ボード:BLE_Nano2

書き込み装置はなんでも良くはないですが、なんでも良いです

BLEnano2の書き込み装置は”DAPLink”というやつです(デフォルトでも書き込みできました)

公式にArduino化する手順があるのですが、選択するボードはRBL_Blend2だよ!って画像で示してるけど(文章では明示してない)これ使うとデジタルピンが使えない罠になってます

これで書き込めるようになりました

適当にLチカするプログラムを作ったので書き込んでみてください

マイコンについてるLEDがチカチカします

void setup() {
  // put your setup code here, to run once:
  pinMode(13, OUTPUT);
}

void loop() {
  // put your main code here, to run repeatedly:
  digitalWrite(13,HIGH);
  delay(1000);
  digitalWrite(13,LOW);
  delay(1000);
}

BLE通信においてPeripheralとして使うサンプルファイルも作ったので参照してみてください

GitHub - Momijinn/mySimplePeriferalBlenano: Blenano2をble通信のPeripheralとして使うサンプルプログラム
github.com
image

BLEnano2の現状と闇

現在(2017/11/02)において、mbed環境でBLEnano2の開発は避けたほうが良さそうです

BLE関係のライブラリが全く動きません

Arduinoとmbed以外は試していないのですが、Arduino環境はBLEとデジタルピンは動くようです

個人的な見解ですがArduinoとmbedの違いはクラウド開発できるかどうかなのでmbedの開発環境じゃなきゃ嫌という人以外は(現段階において)ArduinoでBLEnano2を開発したほうが良さげです

以下mbedで開発していた私の心境

arduinoでデジタルピンが動かないことを知りmbedで開発を始める

mbed環境でBLE通信ができず絶望する

闇を抱える

原点回帰してArduinoの設定見直たらできてヒャッホイする

現場からは以上です

参考文献